採用情報
司法試験の受験、大変お疲れ様でした。特に今年は、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、皆さんの学生生活や私生活に大きな影響が生じる中で、日々の勉強や受験について、ご苦労も多かったのではないかと思います。まずは、ゆっくりと休んで、これまでのご自身の努力を労っていただければと思います。
また、これまでの司法試験の準備に追われる日々に比べて、受験生活を終え、急に自由な時間が増えたのではないかと思います。この機会を利用して、自分は、今後どのような法曹になりたいかについて、改めてじっくりと考えてみようかな、という方もいらっしゃるかもしれません。
「あなたは、法曹として何を目指しますか」。このような質問を前にして、既に明確な目標を語れる人もいるかもしれませんし、まだ、漠然とした目標しかない人もいるかもしれません。
このような問いに対し、我々、西村あさひ法律事務所では、大切にしている理念があります。それは、「『法の支配』を礎とする豊かで公正な社会を実現する。」という基本使命です。この基本使命の実現に向けて、我々は、案件業務を通じて最高のリーガルサービスを提供することはもとより、西村高等法務研究所の創設やアカデミック機関での講義活動など法律実務発展におけるリーダーとして、すべての関係者の皆様に「Leading You Forward」をお約束し、クライアントと社会の発展に貢献しようとし続けています。
もちろん、この基本使命を実現するには、高い専門性を有する「個人」は重要ですが、それだけでは足りません。我々は、個の力を結集し、組織の力を発揮することも重要だと考えています。西村あさひ法律事務所には、M&A/コーポレート、ファイナンス、事業再生/倒産、危機管理、争訟、知的財産、独占禁止法、税務、労働法、海外法プラクティスなどの業務分野に加えて、ベンチャーファイナンス、FinTech、アクティビスト対応、国際仲裁、通商法、ロビイング、データ保護、ライフサイエンス/ヘルスケア、資源/エネルギー、IT/メディア/エンタテイメント、DXなどの特色ある業務分野も存在し、それぞれの業務分野に高い専門性を持つ弁護士がいます。しかし、問題の性質によっては、単一の業務分野の専門性だけでは正しい答えを見いだすことが難しい場合もあり、各分野で優れた能力を持つ弁護士が力を結集してはじめて本当に困難な問題は解決に至るものだと考えています。
また、組織の力を発揮するためには、さまざまなタイプの「個」の力を結集する必要があります。西村あさひ法律事務所には、チームを牽引する弁護士、サポートに力を発揮する弁護士、緻密な分析に長けた弁護士、誰もが思いつかない斬新なアイデアを出すことができる弁護士、土壇場での勝負強さを発揮する弁護士など、いろいろなタイプの弁護士がいます。しかし、その全員が、向上心、情熱、責任感を持ち、事務所が掲げる理念を共有している点も、我々が誇る特徴の一つだと思います。
グローバル化が進んだ現在、国際的な視野に立ち、日本だけでなく、アジア、世界の発展に寄与することも我々弁護士の重要な役割です。西村あさひ法律事務所では、日本国内に多くの外国法資格の弁護士が在籍しているだけでなく、北京・上海、ホーチミン、ハノイ、シンガポール、ヤンゴン、バンコク、ドバイ、ニューヨーク、台北、ドイツ(フランクフルト・デュッセルドルフ)に拠点を構えており、国内外のクライアントに対して、日々、日本法及び海外法のリーガルサービスを提供しています。
今、国内外のニュースに耳を傾けると、テクノロジーの急速な発展、人権問題・環境問題への関心の高まり、国際関係の緊迫化など、日本及び世界で、これまでの企業や個人の活動に大きな影響を与える可能性がある新たな社会経済的な課題が日々生じていることを、感じ取ることができると思います。これら課題の中には、まだ、誰も考えたことのない未解決の問題も多数存在しており、我々は、「『法の支配』を礎とする豊かで公正な社会を実現する。」という基本使命を実現し、弁護士として貢献できる領域が、限りなく広がって行っていると考えています。
このような価値観に共感していただける皆さんに、是非とも、我々、西村あさひ法律事務所の仲間として加わって欲しいと考えています。そのような「志」と「情熱」を持つ皆様にお会いできることを、楽しみにしています。
2022年5月
2022年度 司法修習生採用担当弁護士一同