CROSS TALK 01
弁護士・パラリーガル・秘書 それぞれの想い
ワンチームとして、
それぞれの使命を全うする
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CROSS TALK 01 | 弁護士・パラリーガル・秘書 それぞれの想い
MEMBER
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弁護士秘書 K.T.
2021年新卒入所
国際文化交流学部卒
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パラリーガル Y.T.
2015年新卒入所
法学部卒
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弁護士 A.N.
2018年新卒入所
法学部卒
PROLOGUE
西村あさひでは、秘書、パラリーガル、弁護士が協力し合い、案件ごとにチームを組んで業務に向き合っています。今回は、事業再生チームに所属する各職種の3名に、チームの連携力やお互いへの想いについて聞きました。
THEME 01
チームの中で、秘書、パラリーガル、弁護士それぞれが担う役割について教えてください。
まず、私たち3人が所属する事業再生チームについて簡単に説明すると、上場企業から中小企業まで、さまざまな企業の再生・倒産案件に関与しているチームです。他のチームとの大きな違いは、クライアントの企業が危機に瀕していることが多い点。そのため、クライアントにしっかり寄り添うことが重要なのはもちろん、金融機関などの債権者や取引先、スポンサー企業などステークホルダーが多く、各所との綿密かつ丁寧なコミュニケーションが求められます。その中で弁護士は、法的な分析・検討、書類作成、依頼者との会議やステークホルダーとの協議・交渉など、案件の全体的な対応を手がけています。
パラリーガルは、法的知識を活かし、弁護士のもとで書類のドラフト作成や事実関係の調査、法的手続きの初期的な検討などを担当する職種です。事業再生チームでは、クライアント企業の資産や負債の状況を整理して資料にまとめたり、クライアント企業で働いていた従業員にヒアリングをして状況をまとめたりと、業務領域は多岐にわたります。
Y.T.さんは「弁護士のもとで」と言いましたが、サポートしてもらっているというより、対等な立場で一緒に案件に取り組んでいるという印象があります。案件のなかには依頼者との会議にパラリーガルが参加することや、一緒に現地に赴くこともよくあります。また、事業再生の計画案を作る際も、実現可能性を検討するためのシミュレーションデータを用意していただくなど、案件を進めるために必要不可欠な存在です。
こうしたリーガルサービスに従事する弁護士やパラリーガルが、業務に専念できるようにアシストするのが、秘書の役割です。主に、スケジュール管理や電話応対、案件進捗管理、書類の提出準備・発送、会議準備などを担当しています。
いつも、二歩先を見て動いてくれるので本当に助かっています。事業再生の案件は、他の案件以上に膨大な量の書類を正確に捌いていく必要があるのですが、抜け漏れがないように徹底して管理してもらっているからこそ、私たち弁護士は安心して次の業務に取り組むことができています。
THEME 02
チームとしての一体感を感じた瞬間について教えてください。
全国各地に拠点を持つクライアントの案件にて、各拠点の状況や個別対応の有無についての確認を、弁護士や秘書と協力しながらスピーディに進めることができたときのことを強く覚えています。店舗・オフィスに残された資産についてなど、実際に現地を見なければわからないことが多々あるため、チームメンバー総出で足を動かし、情報を共有していきました。
一つひとつのプロセスを無事に終えるごとに、チームとしての一体感を感じますよね。事業再生の案件では、書類作成や関係各所との電話対応が非常に多いのですが、秘書が正確かつ最適なかたちで書類を整理してくれたり電話を取り継いでくれたりするので、とてもありがたいです。
そう言っていただけて嬉しいです。私がチームとしての一体感を最も感じたのは、先日開催した、50名以上のステークホルダーを招いた会議でのことです。基本的に、会議の準備は秘書が担当する場合が多いのですが、いざ会が始まると秘書は会場に入らないため、パラリーガルへの引き継ぎがとても重要になります。かつ、事業再生の案件は会社の存続に関わるため、参加者の間に緊張が走っている状態です。それらを考慮した上で、会議当日の流れを確認し、スムーズに進行できるよう必要な準備は漏れなく手配し、秘書からパラリーガルへと完璧にバトンタッチできるように奔走しました。ただ、どれほど正確に対応しようと意識していても、どうすべきか悩むこともあります。そんなときは先輩秘書はもちろん、パラリーガルや弁護士も話しかけやすい雰囲気をつくってくださっていますので、安心して相談し、進めています。
THEME 03
チームとしての一体感が生まれる理由や、そのために大切にしていることを教えてください。
チーム全員が「案件を成功させるために自分が何をすべきか」を考えているからこそ、一体感が生まれているのだと思います。案件の全体方針を決める弁護士はもちろん、私たちスタッフ職も、自分の業務がクライアントにとってどう役に立つか、最終的な成果物のクオリティを上げるために、与えられた業務以外に何ができるかを常に追求する。そうした広い視野で業務に取り組むからこそ、パラリーガルならではのスキルや、秘書ならではのスキルを活かして案件を進めることができるのです。こうした、それぞれが最も価値を発揮できる部分に注力していくという姿勢が受け継がれている点は、当事務所の強みだと思います。
Y.T.さんが言うように、私自身も「自分が何をすべきか」を常に意識して動いています。どんなに小さなことでも、秘書にて対応可能な業務だと思ったら自ら提案することで、弁護士やパラリーガルの一助になりたいです。自分にできることを見つけるために必要なのは、各案件の状況とゴールを事細かに把握しておくこと。そうすることで、一手二手先に動けると考えています。
そうですね。パラリーガルや秘書が、お互いの強みを活かして連携してくれる姿を見るたびに心強く感じます。「そこは見落としていたなあ」ということを2人から気づかされる場面も多く、私が想像している以上に密に情報を共有し合ってくれているのだと思います。
THEME 04
秘書、パラリーガル、弁護士、それぞれに伝えたい想い
K.T.さん、Y.T.さんをはじめとした皆さんには、日々助けてもらっており心から感謝しています。皆さんなくして弁護士の業務は成り立たないと思います。知識や経験を教えてもらったり、相談に乗ってもらったりすることも多々あります。職種に関わらず、それぞれがプロフェッショナルとして活躍していることが、クライアントからの信頼にもつながっているのだと思います。
A.N.先生はいつもわかりやすく指示を出してくださるだけでなく、不明点について快く相談に乗ってくださいます。秘書として動きやすい環境を作ってくださることにとても感謝しています。入所前は「弁護士の先生ときちんとお話できるのだろうか…」と不安に感じたこともありましたが、全くの杞憂でした。またY.T.さんをはじめとするパラリーガルの皆さんは、提出書類について一緒に確認してくれたり、弁護士に確認する前に相談に乗ってくれたりと、仲間として気にかけてもらえる本当にありがたい存在です。私もチームに貢献できるように、今後は秘書としての枠にとらわれず、より自発的に提案・行動していきたいです。
私もお二人に感謝しています。特に、密な情報共有を当たり前のように心がけてくれるため、進捗も確認しやすく、モチベーション高く業務に取り組むことができています。皆さんから力を貸してもらうたびに、自分ももっと頼り甲斐のあるパラリーガルになりたいといつも思います。また、今後当事務所がさらに発展していくためには、各職種が専門性を磨くとともに、チーム力を高めていくことが必要不可欠だと思うので、チームにおいてパラリーガルに何ができるかということを考えていきたいです。