PEOPLE01

現在は、M&Aや一般企業法務などを専門分野とするコーポレートチームの弁護士を担当しています。秘書業務としては、報告書・契約書のプルーフ（文書が正しく作成されているかを確認する作業）や資料データの保存・管理業務が多く発生し、いずれも作業量が膨大であるため秘書間で協力し、ミスなく効率的に作業を進めていかなければなりません。一通り作業を終えたらチェックを繰り返し、自信を持って報告できるようにしています。また、弁護士から指示を受けた際はできる限り早く取りかかり、プラスアルファでできることはないかを考えるようにしています。たとえば、期限に余裕がある時には指示された箇所以外にも目を通し、誤字脱字や他に改善点がないかを確認するなど、弁護士の手が回っていないところまでフォローできると、「細かい点まで気づいてくれて助かりました」と言ってもらえることも多いです。このように、日々構築してきた弁護士との信頼関係や、自分の担当業務に対する責任と自信があるからこそ、弁護士の気づかない面でより効率的・効果的な提案ができることもあります。弁護士から「自分では気づけない部分もあるので、是非提案してほしい。」と声をかけられることもあり、常に自分で何かできることはないかを考え業務に取り組むことで、弁護士が自身のリーガル業務により集中でき、結果としてクライアントの満足に繋がると、とても大きなやりがいを感じます。これからもこの姿勢を大切に業務に向き合っていきたいです。

「主体的にアシストできる人」を目指して入所しましたが、その夢の実現までまだ先は長いです。そう感じるのは、「主体的にアシストできる人」の理想像が進化し続けているからだと思います。わたしの周りにいる秘書は、弁護士が対クライアントのリーガル業務に集中できるよう、たとえ指示がなくとも、先回りして最大限対応しようと常に考えており、弁護士から信頼されている方ばかりです。こういった先輩方との出会いや日々のトライ&エラーにより、理想の「主体的なアシスト」とは相手やタイミング、場面によって常に変わり続けるということだと気づきました。弁護士が求めることは人それぞれ。弁護士によってサポートしてほしい領域が異なるため、担当する弁護士について深く理解し、自分がどう動くべきか、何をどの程度まで提案するかを見極められる秘書こそがプロフェッショナルだと思いますし、秘書業務の難しいところだと実感しています。様々な経験を積み、他の秘書のやり方も学びながら、目指す姿に近づけるよう業務に取り組んでいきたいです。