lawyer
interview
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TOPIC. 01
なぜ西村あさひを
選びましたか?
私が当事務所への入所を決めた理由は、就職活動において拝見した各法律事務所の中で、当事務所が、新人アソシエイトに対する教育制度について最も充実したものを用意していると感じたからでした。新人であってもプロフェッショナルとしての自覚を持ち、その責務を果たさなくてはならない一方で、特に新人のうちは知らないこと・学ばなくてはならないことが多々あり、指導いただく弁護士が明確な形でいないまま実務家として働くことは、当時の私にとっては不安でした。
腰を据えて一人の弁護士として成長するためには、指導担当パートナー制度をはじめとする諸制度のある当事務所が最適であると思ったため、当事務所への入所を決めました。
TOPIC. 02
業務分野・担当案件に
ついて教えてください
私は主にファイナンス分野に携わっており、特にプロジェクトファイナンス、不動産ファイナンス、ファンドの組成に関与しています。
ファイナンス分野の中心となる業務は一言で言ってしまえば、各種契約書のドラフトまたはレビューということになりますが、その種類はローン契約、各種担保関連契約、売買契約、株式譲渡契約、投資事業有限責任組合契約等、多岐に亘ります。また、契約書等のドキュメンテーションだけではなく、発電所プロジェクトや不動産物件のリーガルデューディリジェンス、訴訟の対応等にも関与しています。
TOPIC. 03
指導担当パートナー制度と案件へ
どう関与しているか教えてください
私は4人のパートナーに指導担当としてついていただいており、基本的には各パートナーからアサインされる案件に関与しています。各案件において、私がドラフトまたはレビューを行った各種契約書等の成果物の内容確認からクライアントとのコミュニケーションに至るまで、様々な面で指導いただいています。また、いずれの指導担当パートナーとも人柄を含めてフィットしていることは幸運に感じています。
他方で、指導担当パートナーではない弁護士との業務や他のプラクティス・グループの案件にも参加可能であり、最近ですとアグリ・フードテック・プラクティス・グループの案件、業務にも関与しています。
TOPIC. 04
仕事のこだわり、
やりがいについて
教えてください
大前提として、クライアントのニーズに応えていくことを繰り返すことが求められているかと思いますが、その目的を果たすためにスピード感をもって迅速に対応する一方で、自分が満足いくまで詰めて考える、真摯に目の前の業務に向き合うことを心がけています。両者を両立することはなかなか骨が折れることではあるものの、最善を尽くせるよう努力しています。
まだまだ駆け出しの段階であり、自身の未熟さを感じることも多々あるものの、過去の経験をもとにクライアントに適切にアドバイスできたとき等には、自身の成長を感じることができ、そのような場面でやりがいを感じます。
TOPIC. 05
将来の展望について
教えてください
将来的には、現在関与しているファイナンス分野に軸足を置く弁護士として、クライアントから求められる多様な問題を柔軟に解決できる弁護士になりたいと思っています。そのためには、まずは新人のうちに弁護士としての基礎力をつけることが重要です。加えて、食わず嫌いをすることなく横断的な経験を積むことで、多様な経験がシナジーとなり、案件のひとつひとつの場面においてクライアントのニーズを十二分に満たせるような、深みのあるアドバイスができるようになりたいと思っています。
これから弁護士になろうとする方への
メッセージ
様々な領域においてリーガル・サービスのニーズが存在し、また業務分野の専門化が進む現代社会においては、当然に弁護士の働き方、業務の内容も当事務所の内外を問わず、その弁護士によって様々です。そのため、どのような弁護士になるかということについて正解はないものと思っています。どのような弁護士になるかを考え、時に悩むことは皆様の将来にとって価値ある時間になると思いますので、今は勉学で忙しいかと思いますが、一度立ち止まって考えることも良いかと思います。この文章がそのような機会のきっかけとなりましたら幸いです。