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M&A・コーポレートの領域で常に異なる課題と対峙する

弁護士インタビュー

M&A・コーポレートの領域で
常に異なる課題と対峙する

古家 香織(66期)

アソシエイト弁護士

TOPIC. 01

なぜ西村あさひを
選びましたか?

小さい頃、母がよく見ていたテレビドラマシリーズに、女性の検察官を主人公としたものがありました。スーツでビシッと決めた女性が難事件を痛快に解決していく姿に幼心に憧れを抱いたのが法曹を目指すきっかけだったと思います。常々、ロールモデルとなるような女性と働きたいと考えていましたので、就職活動においては、できる限り多くの女性法曹を知る機会を得ようと心がけていました。

最終的に当事務所に入所を決めたのも、当事務所の女性パートナー弁護士が魅力に満ちあふれていたことが決め手でした。当事務所の女性パートナー弁護士と面談をした際に、「私が一緒に働きたいのはこの人たちだ」とはっきり感じたことをよく覚えています。

TOPIC. 02

業務分野・担当案件に
ついて教えてください

M&A・コーポレートの分野を専門としています。特にクロスボーダーのM&A案件に多く携わってきました。M&A案件の生涯には数多くのフェーズがあり、潜在的なM&Aに関するご相談、より具体化した段階でのストラクチャー検討、デュー・ディリジェンスの実施、契約交渉、関連当局の対応を含むクロージングまでのエグゼキューション、クロージング後のPMIに関するご相談、M&A契約に関する紛争に関するご相談等、そのときどきに応じた様々な問題に向き合うことが必要です。

同じようなストラクチャーの案件であっても、弁護士が対峙することとなる課題は個別の案件ごとに常に異なりますので、決して飽きることのない職業だと感じます。

TOPIC. 03

女性としての働き方、子育てとの両立
について教えてください

2023年6月に娘を出産し、2024年4月から仕事に復帰しました。妊娠中は体調が優れないことも多かったですが、コロナ禍の影響もあってリモートでの執務環境が整っていましたし、周囲のメンバーの理解やサポートを得て執務時間や業務量をフレキシブルに調整することができていましたので、大きな支障なく執務することが可能でした。

産休・育休で1年ほど仕事から離れていましたが、復帰してみると意外とあっという間に以前の感覚を取り戻すことができています。

M&A案件は緊急の対応が必要となることもありますが、周囲のメンバーと協力しながら、また、時には夫やシッターさんの助けも得て、なんとかやりくりしています。

出産前と変わらない形で働こうとすると、それに子どもと過ごす時間がプラスされ、必然的に自分の時間が削られるので、体力的には厳しいときもありますが、今のところ仕事も子育ても両方を楽しみながら生活できているかなと思います。

仕事のこだわり、やりがいについて教えてください

TOPIC. 04

仕事のこだわり、
やりがいについて
教えてください

入所してから現在に至るまで、分野をまたいで複数のチームメンバーとシームレスに協働することが必要となる大規模な案件に多く関与してきました。案件の規模が大きくなればなるほど、若手弁護士は歯車的な関与の仕方になってしまうと思われがちですが、実際には、入所から3、4年ほどで案件の進行を司るポジションに立つことも多くなります。

常に案件の全体像を把握し、幅広い分野の問題を理解しておく必要があるので大変な役割ですが、何か問題が生じたり、考えるべき論点が生じた際に、内外の関係者から一番にコンタクトしてもらうことができ、古家弁護士と話せば物事が前に進んでいく、と感じてもらえることは、一つの大きなやりがいに繋がっています。

TOPIC. 05

将来の展望について
教えてください

私はこれからもM&A・コーポレートの弁護士として常にトップを目指していきたいと考えていますし、当事務所に所属する素晴らしい仲間たちと切磋琢磨していく中で、それはきっと実現できることと信じて疑いません。これまでに金融機関を当事者とするM&A案件に関与する機会に多く恵まれましたので、それを一つの軸として自らの強みにしていきたいという考えもありますし、これから先のキャリアで得るあらゆる機会を糧にして、自分の弁護士としての価値を高めていきたいと考えています。

TOPIC. 06

プライベートの過ごし方やワークライフバランスに
ついて教えてください

平日は、娘が保育園に行くまでと保育園のお迎え後の時間帯は、娘といっしょにご飯を食べたり、おもちゃで遊んだり、絵本を読んだりして、できる限り娘と触れ合うようにしています。

土日は、家族で家で映画を見たり、公園・水族館・動物園といった子ども向けのお出かけスポットに行くことが多くなりました。土日でも、家族と過ごす時間の合間に仕事をすることもありますが、リモートワークも容易となっていますので、両立は可能と感じています。

これから弁護士になろうとする方へのメッセージ

これから弁護士になろうとする方への
メッセージ

これから弁護士になろうとする方へのメッセージ

弁護士は、誰かに指示されたことをやるのではなく、一人のプロフェッショナルとして自律性をもって働きたいと考える人にはものすごくフィットする職業だと思いますし、当事務所はそういった責任感と積極性をもって物事に取り組む人々の集まりです。当事務所の業務には、複雑な法律問題に取り組むことの面白さ、クライアントの命運をかけた案件に携わる際の清々しい緊張感、多くの関係者と一丸となって案件を成功に導くことの達成感など、筆舌に尽くしがたい魅力がありますので、是非それを一緒に味わってもらえるといいなと思います。

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